水道事業官民連携推進部会

活動主旨

国のアクションプランが推進される中、一部の事業体においては厳しい経営環境への対応策の一つとして、多様なPFI/PPP手法について検討する団体も増えています。また、本格的な人口減少・少子高齢化により水需要が減少する中において広域化の取り組みも顕在化しつつあり、水道事業、下水道事業に対するニーズの変化を的確に捉え、次のテーマで検討していきます。

①運営権を含む多様なPFI/PPP手法の比較、課題整理
②運営権を活用した広域化方策の検討

平成30年度の活動

平成29年度の活動

平成28年度の活動

水道事業、下水道事業に対しては、アクションプランの集中期間の取り組み目標として、公共施設等運営権方式を各々6件という数値目標が掲げられており、本年度はその最終年度となっています。しかし、現時点で水道事業、下水道事業における目標達成は困難な状況で、政府においても今後の方向性について活発な議論が行われると見込まれます。
一方、水道事業者においては、厳しい経営環境への対応策として広域化を進めており、広域化の結果として新たな企業団の設立も進んでいるところです。企業団設立の後に、包括委託や広域的な施設管理をPPPで検討するという方向性も見られます。また、下水道では包括委託に更新事業のDBを付加するような事業スキームが検討されるケースが増えています。この分野においては、空港等の先行するコンセッションとは異なるPPPが普及する可能性が強まっています。
こうした動きを踏まえ、今年度は、アクションプランの集中期間後の施策について政府の動向を把握するとともに、水道・下水道事業に適したPPP手法について、先進的な自治体等における検討内容や効果、課題等について調査研究を行いました。

平成27年度の活動実績

第一回 水道事業官民連携推進部会

・今年度部会活動テーマについて
・講演:「奈良市企業局の官民連携の取組みと今後の課題について」
奈良市企業局 水道事業管理者、公営企業管理者
池田 修様

第二回 水道事業官民連携推進部会

1)最新動向:「水分野のPPP/PFIを巡る最新動向」
㈱日本総合研究所 総合研究部門 都市・地域経営戦略 グループ シニアマネージャー
水道事業官民連携推進部会 石田 直美 部会長
2)講演:「秩父地域における水道広域化の取組みについて」
秩父市水道部 広域準備室 町田 忠男様

第三回 水道事業官民連携推進部会

1)最新動向:「水道事業の広域化の取り組み状況と課題」
㈱日本総合研究所 総合研究部門 都市・地域経営戦略
グループ シニアマネージャー
水道事業官民連携推進部会 石田 直美 部会長
2)次年度の活動計画についての意見交換